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その起源は古く、聖徳太子の時代、推古天皇3年(595年)に淡路島に香木「沈香」が漂着したのがはじまりとされています。 以降、仏事や神事に使われるようになりましたが、現在のような棒状の線香の形になったのは江戸時代の初め頃からだといわれています。
主な産地は近畿地方の堺・京都・大阪・淡路・播州や関東地方の日光などで、それぞれの産地独自の特色が生かされています。
お線香は原料によって「匂い線香」と「杉線香」の2種類に区別されます。

■匂い線香 椨(たぶ)の木の皮を基材に、各種の香木や香料の調合によって作られたお線香で、現在広くご家庭で使用されているお線香の大部分を占めています。
最近は、炭を原料にした煙の少ないものも人気です。

■杉線香 杉の葉の粉末を原料にして作られた、杉特有の香りのするお線香で、主にお墓参りなどに使われます。
作り方など、基本的なことは全く同じです。どちらかといえば、お香は香を楽しむためのものであり、仏事などに用いられるお線香とは区別されます。ご自分の香りの好みでお線香をお香として、または逆にお香をお線香として使っていただいても結構です。
香りで選ぶのが基本ですが、人それぞれの好みがありますので、自分に合ったものを選びましょう。
機能的には煙の量の多少に分かれます。煙のあるお線香では「毎日香」や「青雲」、煙の少ないお線香の中では「青雲バイオレット」がおすすめです。また最近では、ラベンダーの香りの「かたりべ」や、「プレミアム毎日香アクア」も人気です。
さまざまな原料の調合によって作られますが、いずれも天然原料で、その多くは漢方薬としても用いられています。 代表的な原料としては、椨(たぶ)・沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)・桂皮(けいひ)・丁子(ちょうじ)・大茴香(だいういきょう)などがあります。
お線香をお供えすることは、香煙を通じて仏様とお話しすることであると言われています。 自分の身を清めたり、仏様の食事といった意味合いもあるようですが、なによりも、よい香りで心を落ち着けて仏様と向き合うことに大きな意味があるといえます。
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