■5人家族の家 新しい家族の出現、あるいは家族の変質、崩壊など近年家族についてはいろいろなことが言われてきましたが、40才代のご夫婦と小学生3人からなる建築主はそんな話題とは関係なく、暖かく、ほのぼのとした5人組でした。
彼(女)らのご希望は間取りに関してはいろいろあるものの、大きな屋根があること、「木の家」と呼べること、そして高気密高断熱ということでしたが、設計者としては庭が取れることやこの地の気候風土も考慮し、在来工法の木の軸組と建具だけで、どこまで住宅づくりが可能かという意識が平行してありました。
正方形平面を9分割し、断面をスキップさせることで空間が動き出し、家族それぞれの領域は建具で仕切られるものの、実際には繋がっており、連続感と一体感を備えるワンルーム住宅ができあがりました。
室内環境条件を考えますと少々心配ではありましたが、結果はすこぶる良好で木の温もりと大屋根の下の一体感はあたかもこの五人家族の姿を象徴しているようでもあり、設計者としては「あとはよろしく」と言った心境です。 |
名称: SU邸
所在地: 茨木市
主要用途: 戸建住宅
敷地面積: 203.33
建築面積: 95.41
延べ面積: 161.48
主要構造: 木造
階数: 2階建て
家族構成: 夫、妻、長女、長男、次男
世帯数: 1 |